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親子面接の対策:家庭でできる練習の進め方と注意点

公開日 2026年8月18日

小学校受験の面接で最も多い形式が、親子面接です。お子さんと保護者が同じ部屋で、同じ面接官の前に座ります。

多くのご家庭は、お子さんの受け答えの練習に時間をかけます。ですが親子面接で見られているのは、お子さんの答えの出来映えだけではありません。親子のやりとりそのものが観察の対象です

この違いを理解しているかどうかで、準備の中身は大きく変わります。

親子面接で面接官が見ていること

面接官が注目しているのは、主に次の点です。

  • 親と子の関係性——ふだんどのように接している家庭なのか
  • お子さんが答えているときの保護者の様子——落ち着いて見守れているか
  • お子さんが答えられなかったときの保護者の反応——ここが最も見られています
  • 保護者の説明とお子さんの様子に一貫性があるか

特に重要なのが3つ目です。お子さんが質問に詰まったとき、保護者が身を乗り出して答えを促すのか、代わりに答えてしまうのか、それとも静かに待てるのか。この数秒間に、家庭の日常が現れます

面接官は、お子さんが完璧に答える家庭を探しているわけではありません。5〜6歳の子どもが答えに詰まるのは当然のことです。見ているのは、その場面での保護者の反応です。

今日からできること:お子さんが何かを話しているとき、最後まで口を挟まずに聞く。これを1日1回意識してみてください。想像以上に難しいはずです。

保護者がやりがちな3つの失敗

1. 子どもの代わりに答えてしまう

最も多く、最も印象に残りやすい失敗です。沈黙が続くと不安になり、つい「昨日話したでしょう」「幼稚園のことよ」と助け船を出したくなります。

ですが面接官は、その沈黙も含めて観察しています。助けが必要かどうかを判断するのは面接官の役割であり、通常は言い換えたりヒントを出したりして対応します。保護者が先回りすると、その機会を奪ってしまいます。

2. 子どもの答えをその場で訂正する

お子さんが事実と違うことを言ったとき(「昨日は動物園に行きました」——実際は先月)、訂正したくなりますが、必要ありません。5〜6歳の時間感覚は曖昧で、面接官もそれを承知しています。

訂正したときに現れるのは「正確さ」ではなく、「この家庭では子どもの発言が常に直される」という情報です

3. 夫婦で答えが食い違う

教育方針やしつけについて、父親と母親が明らかに異なる説明をすると、一貫性を欠く印象になります。これは事前の5分間の打ち合わせで防げます。

今日からできること:面接の前日に、ご夫婦で「教育方針」「子どもの長所と短所」「休日の過ごし方」の3点について、答えの方向性を確認しておきましょう。

保護者の役割は「支える側」

親子面接における保護者の立ち位置は、主役ではなく支え役です。具体的には次のようになります。

  • お子さんが質問されたら、お子さんを見て、静かに待つ
  • 詰まっても、言葉やしぐさで答えを示さない
  • 手を軽く添える、うなずくといった程度の励ましは自然で構わない
  • 保護者が質問されたときに、はじめて答える
  • お子さんの答えを補足したり、言い直させたりしない

「静かに待てる」ことは、消極的な態度ではなく、積極的な信頼の表現です。面接官にはそのように伝わります。

今日からできること:練習のとき、保護者は「待つ役」に徹してください。お子さんの練習であると同時に、保護者自身の練習でもあります。

家庭でできる4週間の進め方

第1週:日常会話で土台をつくる 面接という言葉は出しません。食卓で「今日はどんなことをしたの」と聞き、2〜3文で話す練習を重ねます。保護者は口を挟まずに最後まで聞きます。

第2週:テーマ別に短く練習する 1回10〜15分、週2〜3回。自己紹介、家族のこと、幼稚園の様子など、1回に1テーマだけ。この段階から、保護者は「待つ」練習を始めます。

第3週:慣れていない大人に協力してもらう 祖父母、親戚、親しい友人などに面接官役をお願いします。お子さんが保護者以外の大人と話す経験こそ、最も再現が難しく、最も価値のある練習です。保護者は横に座り、本番と同じように静かに見守ります。

第4週:入室から退室まで通す ノックして入る、挨拶をする、椅子に座る、受け答えをする、お礼を言って退室する——この流れを週1〜2回通します。受け答えは問題なくても、入退室で戸惑うお子さんは多いものです

直前の数日は練習を減らし、生活リズムを整えることを優先してください

今日からできること:カレンダーに4週間の枠を書き、それぞれの週に何をするかだけ決めておきましょう。細かい内容は都度で構いません。

服装と当日の振る舞い

服装は清潔感のある、落ち着いたものであれば十分です。保護者は紺やグレーを基調とした装いが一般的で、目立つことよりも整っていることが大切です。お子さんの服は、本人が着慣れていて動きやすいものを選んでください。当日おろしたての服は、着心地が気になって集中を妨げることがあります。

当日、面接の直前に質問を復習させるのは避けましょう。「先生とお話ししてこようね」程度の一言で十分です。保護者の緊張は、そのままお子さんに伝わります

面接後も「何を聞かれたの」「ちゃんと答えられた?」と問い詰めないでください。まずは「どうだった?」と軽く聞く程度にとどめます。

今日からできること:当日の服装は1週間前までに一度着せて、動きにくくないか確認しておきましょう。

お受験面接らくらくには保護者面接のカテゴリーがあり、志望動機、お子さんの長所と短所、教育方針といった質問に「面接官が見ているポイント」と答えの組み立て方が添えられています。模擬面接機能では入室から退室までの流れを通して練習でき、録音を親子で聞き返すこともできます。

よくある質問

親子面接と保護者面接、どちらが多いのですか

親子面接(保護者・志願者面接)を行う学校が大半で、次いで保護者面接です。志願者のみの面接を行う学校は2割程度とされています。志望校の募集要項で必ず確認してください。国立小学校では複数の家庭が同時に受ける集団面接の形式も見られます。

父親と母親、両方出席すべきですか

学校から指定がある場合はそれに従います。指定がなく、日程の調整がつくのであれば、両親そろって出席するのが望ましいとされています。ただしお仕事の都合でどうしても難しい場合、片方の出席でも問題はありません。その場合も、事前に家庭の方針をよく共有しておきましょう。

子どもが答えられずに黙ってしまったら、どうすればよいですか

静かに待ってください。面接官が言い換えたりヒントを出したりして進めてくれます。保護者が代わりに答えたり、答えを促したりすると、その反応自体が観察の対象になります。待つことが最も適切な対応です。

子どもが面接中に落ち着かず、動いてしまいます

5〜6歳のお子さんにとって、長時間じっと座っているのは簡単ではありません。ご家庭で「10分間座って話す」練習を少しずつ重ねると改善します。ただし完璧を求めすぎないでください。多少の動きは、この年齢では想定の範囲内です。

兄弟姉妹が在校生であることは伝えるべきですか

願書に記入欄がある場合は記入し、面接で聞かれた場合は素直に答えます。ただし自分から強調する必要はありません。学校側は把握しています。

質問リストはどこまで準備すればよいですか

テーマの傾向をつかむ程度で十分で、すべてを準備する必要はありません。よく聞かれる質問の全体像は子ども・保護者別の質問例にまとめています。

お受験面接らくらくは、カテゴリー別の質問集、模擬面接、そして「面接官が見ているポイント」の解説を収録しています。ご家庭で無理なく準備を進められます。App Storeで無料ダウンロード